TEAM勘太楼RACING 結成20周年記念レース
 〜2017.6.11 Let'sレン耐 榛名ラウンド〜

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racerKAZUがレースを始めるきっかけとなった 「TEAM勘太楼RACING」。

今年はその結成から20周年のアニバーサリーイヤーだ。

racerKAZUをレースの世界に引き込んだ当事者:マツは

すでにレースから離れているが

そのマツが今回のレースに参戦することなったのは

今年の榛名開幕戦での出来事がきっかけだった。



今年、シリーズ戦が何とか再開された榛名だったが

その開幕戦を観戦しに、久々にマツがサーキットにやってきたのだ。

今はレースから離れているマツだったが

依然としてサーキットとレースの雰囲気はマツの大好物だ。

レース後、現在マツが経営する居酒屋を利用したracerKAZUだったが

榛名第2戦は、レン耐併催だという事を伝えると

店の常連客から

 「店主もレース出ればいぃ〜じゃん!」

みたいなフリが飛び交い、マツもついにその気になってしまったようで(笑)

20年前のあの日のように、racerKAZUとマツの2人は

榛名の耐久レースにエントリーすることになったのだ。



レン耐に使用されるバイクは主にAPE100とGROM125。

サーキットにはレースに使用されるレンタルバイクがズラリ。



今回、racerKAZUとマツはAPE100で耐久に参戦することにした。

それにしても榛名のバイクレースイベントでこんなにたくさん人が集まるのを久々に見たな…。





さて、この日は榛名のシリーズ戦も併催されて

racerKAZUは耐久レースの他にシリーズ戦のスプリントレースに2つ

トータル3レースに参戦の予定だったので(笑)

午前中の耐久レース参戦者の練習走行時間は

ほぼマツに任せることにした。



約10年ぶり(?)くらいでサーキット走行をするマツは

終始ビビリミッター全開作動中だったが

このレン耐は、転倒・即5000円没収というルールなので

まぁ、とりあえずレース前は転ばずにバイクに慣れてくれればいいか。

(しかしビビりなマツはツナギのポケットに5000円札2枚をスタンバっていた…(^^;)



俺も練習走行時間の後半で3周ほど走ってバイクの感触を確認して

レース開始に備えた。

今回のレースは3時間耐久。

レースのレギュレーションで、スタート前のライダーの体重測定で

各チーム最低ピットイン回数というのが決められる。

うちのチームは8回以上のピットインが義務付けられた。

そんなわけで、20分ルーティーンの8回ピットイン

という作戦でレースに臨むことにしてみた!



いつものように、耐久のスタートライダーは俺だ。



スターティンググリッドはかなり後ろの方だたけど

走り始めてみるとスルスルと上位に進出。

エンジンパワーに勝るGROM125の何台かに引き離されたけど

1周目は全体の4位くらい、APE100クラスのトップで終えた。



20年前のデビューレースはエンジン不調でほぼ最後尾まで下がったけど(笑)

俺もだいぶレースってもんに慣れたもんだ♪



このレン耐のルールでは、ガソリン量は全車主催者に管理されていて

レース中にガス欠になると、レースの残り時間に比例した

ペナルティーが課せられるルールのようなので

デブデブな俺は全開走行でガソリン消費しないように、

あと、この後に控えるスプリントレースにも体力を温存するように

30%くらいのパワーで走る作戦にしてみた!



なので、レース中は終始こんな感じの脱力走行♪

パッと見やる気なさそうだけど(笑)タイムはそこそこなレベルをキープしているのだ。



1本目の走行中に、いつも榛名のサーキットやダートを一緒に走ってる

超軽量ちびっ子ライダー・ハルキにぶち抜かれたり

超やる気満々のアチィ〜走りのライダーにあおられたりしたけど

とりあえずAPE100クラスの上位をキープしたままマツにライダーチェンジ!



20年前の耐久レースでは30分走行しただけで

手足がビリビリにしびれるくらい消耗してたけど

今の俺は走行1本終了したくらいじゃ余裕シャクシャクだ♪

なぜなら、全力の30%しか使っていないから♪



さて、超久々にレース走行のマツの走りは

まだまだレースペースって感じじゃないけど

とりあえず序盤の走りを見る限り

ツナギのポケットに忍ばせた5000円札の出番はなさそうだ♪



そういえば、練習走行後に

 「オメェ〜はこのバイクでもヒザとか擦るんか?」

なんて聞いてきたマツだったが、1本目の走行では

まだまだ奴の膝パットは出番なさそうだったな☆彡



2回目の走行も作戦はガソリン&体力温存♪



ママチャリでコンビニに行く感覚で

終始マシンの転がしに徹してスロットル全開区間を少なめに…。



なにしろレン耐は初参戦だからマシンも燃費も手探り状態なのだ。

で、3回目のピットイン。

このレン耐のルールでは3の倍数のピットインの際に

与えられた「お題」をクリアしないと

ライダーチェンジできないルールなのだ…。



で、最初のお題は・・・

「うまい棒 1本完食!」

既にメットもグローブも装着してスタンバイOKだったマツが

アタフタしながらうまい棒を完食して(笑)2回目の走行に突入!



2回目の走行に入ると、まぁまぁペースも上がってきたマツ。

レース感が徐々に戻ってきたのか

周りのライダーに果敢にアタックし始めてきた。



おぉ!? これはもしかして、お約束のパターンに持ち込むのか!?

という期待が一瞬脳裏をよぎったけど

まだまだレース序盤なのでマツもまだ空気読んでるみたい♪



その後も順調に走行を重ねてレースも終盤へ。



依然として燃費重視の走りを心がけるracerKAZUだったが

周りのライダーは結構いいペースを維持してるんだよな…。

もっと全開走行してもいいのかな?

という思いが頭をよぎるものの、周りのライダーのスピードのノリを見る限り

明らかに俺より体重が軽い…。

ん〜…、ここでペース上げたら確実に俺の方が燃費不利だ。

やっぱキープペースだな♪



レース終盤のマツの走行。

なんだか走行ごとにライディングフォームのぎこちなさが解消してくるな。

榛名旧コースを42秒くらいで走ってたあの頃の記憶がよみがえるぜ。



レース終盤ではようやく膝が路面にこするようになってきたな?

OKOK。

レース前に 「うちのマシン、ロスマンズカラーだぜ!」

なんて言いながら上がってたテンションにようやく走りがリンクしてきたか!?

俺的には、このままの勢いで

20年前のように1コーナーで散って昇天していくんじゃねぇ〜か?

という期待と不安があったんだが(笑)

マツは無事、最後のルーティーンを終えてracerKAZUにライダーチェンジ!



ピットインの際に、マツにガス欠症状は出なかったか?

と確認したところ、問題なし!とのことだったので

燃料コックをリザーブ側に回して、最後の20分は全開走行することに決定!



ブロックパターンのノーマルタイヤは

快晴による路面度の上昇と2時間半以上の連続走行の影響で

若干タレが出てきていたので

1コーナー旋回中のチャタリングが少し気になる感じだったけど

そこは構わずスロットル全開固定!



このレースで初めて体をインに入れてコーナリングしてみたけど

やっぱこの足回りとノーマルタイヤだとコーナリングスピードあげるのは難しいな…。

デブデブでスピードが伸びない分は、ぎりぎりのブレーキングと

スロットルの全開固定でリカバー!

(でもやっぱどノーマル車両だとライダーの軽さに勝るチューニングは無し…)

頑張ってる割にタイムは上がらないまま3時間のレース終了のチェッカー!





決勝レース結果

総合順位 : 9位/15台

クラス順位 : 4位/9台



TEAM勘太楼RACINGの結成20周年記念として参戦した今回の耐久レースは

柄にもなく、無難に完走で幕を閉じた。

しかもクラス4位の入賞というおまけ付き!

昔は「転倒リタイヤ」という勲章でしか喜びを感じられないイタイ俺たちだったが

20年という月日で、なんだか大人になったもんだ…(^^;



当然のように、レース終了後は

マツの経営する居酒屋でレースの打ち上げ敢行!

4位入賞のトロフィーを肴に、深夜まで飲んだくれてみた☆彡





20年前、マツに誘われて始めたレースだったが

まさか20年後にもこの2人で耐久レースするなんて

あの当時は想像すらできなかったな…。

ま、お互いまったく違う人生を歩んできたが

「TEAM勘太楼RACING」のチーム名の元に

たまぁ〜に、こんなお遊びレースに参戦して酒をかわす人生ってのもいいもんだ。



こうしてTEAM勘太楼RACINGの新しい1ページが刻まれた。

果たして次はどんなドラマが待っているか?

まだまだ、俺たちのレース人生はこれからだぜ☆彡



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